さいごに
働き方が多様化する今。
ひとつのお勤め先に定年まで在職する、というかつて一般的だったサラリーマンの姿はもはや主流ではなくなっています。
スキルや経験を生かして起業する、家庭と仕事の両立のしやすさからフリーランスとして独立する、といったケースは、これからも増えていくことが考えらえるでしょう。
ぜひ、ご自身が受け取れる年金額の目安を確認してみましょう。
「思っていたよりも年金受給額が少なくなりそう…」
と感じた場合は、ぜひ早めに自助努力で老後資金を作る準備のスタートをお勧めします。
50代、60代といった、「年金受給年齢まであとわずか」といった時期だと、運用方法や最終的に準備できる金額も限られてくる可能性があります。
若いご家庭の場合、教育費や住宅ローンに家計を圧迫され、老後のお金のことにまで手が回らない…そんなご事情もあるでしょう。
とはいえ、資産運用は、期間を長くかければかけるほど、リスクが軽減し、リターンが安定してきます。利子が利子を生む「複利」の効果で、雪だるま式にお金を増やしていくことにつながります。
「公的年金だけを唯一の「命綱」とする老後の生活は心もとない…」
そんな不安を少しでも減らすためには、できるだけ若いころからコツコツと資産形成を続けていくことが、とても大切といえるでしょう。
長期化するコロナ禍への不安もあいまって、漠然としたお金の心配ごとを抱えていらっしゃる方は少なくないかと思います。
お金の悩みや疑問は、信頼できる資産運用のプロの力を借りて、解決への糸口を探していかれることをお勧めします。ご自身とご家族のライフスタイルに合う「お金の育て方」を見つけるきっかけがつかめるかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金・国民年金事業の概況」
- 谷口裕梨(LIMO)「厚生年金を月30万円以上もらえるのは何割か」