「老後資金」どう準備すればいいの?

超低金利政策が続くいま、ただ漠然と銀行に預けているだけでは受け取る利息は雀の涙ほどです。

お金を「貯める」だけではなく、「増やす・育てる」視点を持ってみるとよいかもしれません。

つまり、資産運用です。

ここでは、初心者のみなさんでも始めやすい方法を、いくつか具体的にご紹介していきます。

つみたてNISA・iDeCo

つみたてNISAやiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などの税制優遇制度を利用してコツコツつみたて投資をした場合、「複利・積立・長期」投資の効果が期待できます。

①「複利」
投資から得たリターンを手元に受け取らずに投資元本に組入れながら投資を続けていく方法です。複利の効果で雪だるま式に投資元本を増やすことに繋がります。

② 「積立」…毎月決まった金額を同じタイミングで投資する方法です。投資対象の価格が高いときは少なく、安いときは多く買い付けることになります。よって、結果的に平均買付単価を「ならす(平準化する)」ことに繋がります。

③ 「長期」…「可能な限り、長い期間をかけて運用する」ということです。投資・運用期間が長いほど、上でもご紹介した「複利」のメリットが高まります。

個人年金保険の活用

個人年金保険で毎月将来の年金資金を積み立てると、「個人年金控除」が利用できますので、年末調整で課税所得から最大4万円控除することができます。(※一定の条件を満たした場合)

これらの制度をじょうずに組み合わせていくことで、老後の生活に向けたお金の準備を進める一歩が踏み出せそうでしょうか。