漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。

可愛いネズミさんたちに日々癒されている祭さんですが、それでもやはり、ストレスが溜まることはあります。そんな時に役立つのがお気に入りの手触りのモノ。スライムを無心でこねるのが、最近の祭さんにとっての発散法になっているそうです。

さて一方、母になっても、少女のような愛くるしさのおみくじちゃん。彼女にもまたお気に入りの手触りのモノがあります。それは、拭き掃除をした後のフローリング。ちょっとだけ水気が残っている床の、ペタペタとした感じが好きらしく、お散歩のたびに乾ききっていない床を見つけては、トトトト、トトトト、二足歩行で楽しんでいます。

そんなおみくじちゃんですが、最近、新たなお気に入りができました。それは、未開封の牧草の袋。

ある日のこと。ネズミさんたちの食料である牧草が切れていたため、新品の袋をストックしてある場所から出してきた祭さん。たまたま、お散歩中だったおみくじちゃんが「これなあに?」という感じで興味を示しました。祭さんは「みくちゃん、新品だから袋かじらないでね~」と一言。

すると、おみくじちゃん。かじっちゃいけないということで、とりあえず袋にタッチ。その瞬間、少々固めのビニールでできている牧草の袋が、モコッという独特の音を立ててへこみました。「おっ」という表情をして、もう一回牧草の袋をタッチするおみくじちゃん。すると、再び袋からモコッという音が…。