年収1000万円超の会社員、その業種が多いか
それでは次に、どの業種の方が比較的高い年収を獲得しているのかを見ていきたいと思います。
業種別の給与階級別構成割合の内、年収800万円超の業種(上位3業種)
- 1位:電気・ガス・熱供給・水道業 50.4%
- 2位:金融業・保険業 25.9%
- 3位:情報通信業 19.3%
業種別の平均給与(上位3業種)
- 1位:電気・ガス・熱供給・水道業 824万円
- 2位:金融業・保険業 627万円
- 3位:情報通信業 599万円
※賞与を含む
高収入の傾向がある業種としては、1位が電気・ガス・熱供給・水道業、次いで金融業・保険業であることがわかりました。
電気・ガス・熱供給・水道業では、年収800万円超の給与を受け取っている社員の割合が50.4%、およそ2人に1人というのは目を見張る結果となっています。
一方で、平均給与が最も低い業種は「宿泊業・飲食サービス業」で、平均給与が260万円、年収800万円超の構成割合はわずか2.1%です。
このように、年収1000万円の大台に届くかどうかはどの業種に就業しているかも大きな要因になっていることがわかります。
なぜ年収1000万円超に憧れるのか
これまで、年収1000万円超稼いでいる人の割合、高収入の業種について見てきましたが、そもそも、なぜ私たちは高収入に憧れるのでしょうか。
- 子育てに十分お金をかけてあげたい
- 将来ゆとりある老後生活を送りたい
- このまま独身で、老人ホームにお世話になるかもしれない
もし、ふと浮かんだ理由が上記のようなものでしたら、年収1000万円に憧れる前に、まずは家計の見直しと、今ある収入での資産形成の方法を検討されてみてはいかがでしょうか。