年金を繰上げ受給しないためにも資産形成を

ここまで読んで頂いた方は、年金は出来る限り基本的な受給開始年齢である65歳か、それ以降に受給する方が望ましいということがお分かり頂けたと思います。

年金を繰上げ受給する状況に陥らないために、60歳までになるべくお金を貯めておきましょう。

60歳までにしっかりとお金を貯めておけば、仮に60歳以降に失業したり病気にかかり仕事を続けることが困難になったとしても、無理に年金受給を繰上げることなく生活することが出来るはずです。

しかし、現在の銀行普通預金金利は約0.001%であり、単に貯金をしたところで大きな資産を作ることはなかなか厳しいのが現状です。

そこで選択肢として出てくるのが「資産運用」という方法です。

国は「つみたてニーサ」や「イデコ」といった税制面のメリットも享受できる投資制度を用意してくれています。

ただ、この二つの制度も最終的には投資信託に直接投資をすることになりますので、投資初心者の方にはなかなか難しい制度と言えます。

ひとえに「投資信託」といっても様々な種類の投資信託があり、いきなり投資するにはリスクの高いモノもありますので、慎重に行動する必要があると思います。