「給料の低さ」に不満を抱える妻たち

こうみると、夫の収入が妻の離婚意識に大きく影響を与えている様子がうかがえます。とくに最近ではコロナ禍で飲食業や宿泊業、不動産業などが不安定な状態になっています。

こうした業種に就いている夫に対して、妻たちはどのように考えているのでしょうか。業種別の満足度もみてみましょう。(※一部抜粋)

飲食業・宿泊業

  • 仕事への不満…57.1%(前回54.2%)
  • 転職希望…46.4%(25.0%)
  • 離婚への意志…28.6%(20.8%)

不動産業

  • 仕事への不満…30.0%(40.0%)
  • 転職希望…40.0%(13.3%)
  • 離婚への意志…0.0%(20.0%)

()内は前回調査の割合です。「飲食業・宿泊業」をみると、半数以上が夫の仕事に不満を持っています。前回調査よりも転職希望が21.4ポイント上がり、約3割の人が離婚を考えているという状況からみても、妻が抱えているストレスは相当のようです。

また、不動産業での不満を抱えている割合は3割となっていますが、4割の人が転職を希望している状態です。しかし、今回の調査では離婚への意志をもっている人はいませんでした。コロナ禍の影響で不安定になっているとはいえ、「夫と別れたい」とまでは思っていないようです。