「理想の家族像」というと、やはり「笑顔あふれる幸せな家庭」といったイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。とはいえ、幸せをお金で買うことはできません。だからこそ、お金がなくても自身で幸せを見出している円満な家庭はたくさん存在しています。

その一方、「お金がない」という理由で離婚の危機に陥っている家庭も珍しくはありません。こうした経済的な理由で離婚を考えている女性たちは、夫の仕事に対してどのように感じているのでしょうか。その本音を探ってみましょう。

夫の仕事に不満を持っている女性の割合は?

リスクモンスター(株)は2021年2月、20~49歳の既婚女性600名を対象に調査した『第8回「離婚したくなる亭主の仕事」調査』を公表しました。この調査結果によると、「夫の仕事に対して不満がある」と回答した割合は43.0%となっています。

その理由として多く挙げられた項目は、以下の通りです。

  • 給料が低い…74.0%
  • 残業が多い…35.3%
  • 福利厚生が不十分…22.5%

このように、給料面に対する不満を抱えている割合は、他の項目より群を抜いています。

さらに、「夫の仕事が原因で離婚したい」と考えている割合は、全体の11.5%という結果に。これを夫の年収別にみてみると、最も高いのが「300万円未満」と「300万円以上400万円未満」(ともに18.2%)、次いで高いのが「400万円以上500万円未満」(17.8%)となっています。