お金が貯まらない人は「節約したい」と言いながら腰が重い
「お金が貯まらないという人は、お金を保全する方法を知らない」と言うのは、地銀で働くDさんです。
「お金を保全するというのは、日々の節約もそうだし、節税もそう。”節約しなきゃ”とみんな思いながらも、その方法を知らないから実際に取り組めない」と指摘します。
Dさんはよく学生時代の同期とお金の話をすると言います。「仕事はそれぞれだけど、みんなそろそろ家族ができたり、マイホーム購入の話が出る。でも、みんなが口にするのは『お金ないよね』『お金貯まらないよね』というフレーズ。出費を抑えたいと思いながら節約できないと言う」のだそう。
節約をするには、自分で”ここは使う”、”ここはケチる”というメリハリのある出費を意識して取り組む必要があります。また今は、節税メリットがあると言われる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」や少額投資非課税制度の「NISA」「つみたてNISA」といった資産形成の方法もあります。
私たちの身の回りには他にもたくさんの節約や貯蓄の方法がありますが、実際に取り組む人はどれほどいるのでしょうか。
「ちょっとインターネットで調べればすぐにわかるようなこともなかなか調べない。調べて理解したとしても腰が重く取り組めない。そんなことをしていると節約からは遠ざかってしまい、結局思うようにお金が貯まらなくなってしまう」とDさんは話してくれました。
おわりに
今回は、お金持ちのやっていること、お金が貯まらないという人がやっていないことについて金融機関勤務の4人に話を聞いてみました。身に覚えのある人もいたのではないでしょうか。これからお金を貯めようと思っている人はぜひお金持ちの人たちがやっていることを真似てみてくださいね。
大塚 ちえ