漫画家の祭さんは、おみくじちゃんとあみだちゃんというチンチラの母子、元保護チンチラの福くん、デグーの棟梁ちゃんというネズミさんたちと一緒に生活しています。外出の予定がない時はメガネをかけている祭さんですが、慢性的な睡眠不足状態のため、メガネをかけたままウトウトしてしまうこともしばしば。そしてそれは、毎日深夜(35話参照)のネズミさんたちのお散歩タイムも例外ではなく…。

ある日のことです。お散歩のためにあみだちゃんをケージから出したあと、クッションを枕に寝そべっていた祭さんは、急激な睡魔に襲われました。横で跳ね回るあみだちゃんの気配を感じつつも、だんだんと重くなる瞼に、ついに目を閉じ、メガネをかけたまま、安らかな寝息をたてはじめてしまいました…。

しかし、構ってほしいお年頃のあみだちゃん。まだ幼い彼に、寝ている祭さんをそっとしておいてくれる...というような、母・おみくじちゃんのような気遣い(80話参照)はありません。ひとしきり遊んで満足した後は、お楽しみのおやつをくれとばかりに、意識のない祭さんの身体のあちこちをペタペタと触り始めました。しかし、熟睡モードに入っている祭さんは、全く目を覚ます気配なし。