住宅ローンの諸費用とはどのようなものがあるでしょうか。
代表的なものとしては以下のとおりです。
- 事務取扱手数料
- 保証料
- 抵当権設定登録免許税
- 司法書士報酬
- 印紙税
- 団体信用生命保険料
- 火災保険料
数千万円という融資金額の前で諸費用の金額はつい軽んじてしまいがちですが、冷静に考えるととても高いと言えます。
諸費用については住宅ローンを組む際、少しでも安い金融機関を探すなどの行動が必要と言えるでしょう。
金利に気をつける
次に住宅ローンを組む前に気をつけたいことは、固定金利と変動金利、どちらで組むべきかという問題です。
一般的に変動金利の方が、金利が安い傾向にあります。
また、固定金利の中には2年固定、3年固定、5年固定、10年固定など期間の定めのある固定金利もあります。
金利だけで比較すると変動金利に軍配が上がりそうですが、変動金利で注意すべき点は、金利が上昇した場合、毎月の返済額が増加することです。
今から35年前にさかのぼってみると、民間金融機関の住宅ローンの変動金利は6%を超えていました。
もちろん金利が急上昇しても住宅ローンの返済金額にただちに影響が出ないよう、セーフティネットとしてのルールが用意されています。
例えば「5年ルール」です。
変動金利は半年毎に金利が見直しされていますが、今後金利が上昇しても5年間は返済額が変わらない、というルールです。
ただし、ここで注意したいことは、返済額が変わらない分、元金と利息の割合が調整される点です。
上記のケースでは元金の返済分が減少し、利息の返済分が増加します。
最近は超低金利時代ですが、超低金利のときこそ全期間固定金利で金利を確定させてしまう方が将来のライフプランが立てやすいため、35年固定金利を選択するのも一案です。