単身世帯(金融資産を保有していない世帯を含む)

平均：1305万円
中央値：300万円

〈内訳〉

  • 金融資産非保有者：29.4％
  • 100万円未満：9.1％
  • 100万円～200万円未満：5.0％
  • 200万円～300万円未満：3.3％
  • 300万円～400万円未満：4.8％
  • 400万円～500万円未満：2.9％
  • 500万円～700万円未満：5.3％
  • 700万円～1000万円未満：5.2％
  • 1000万円～1500万円未満：7.2％
  • 1500万円～2000万円未満：4.5％
  • 2000万円～3000万円未満：6.7％
  • 3000万円以上：13.8％

次に、60歳代の二人以上世帯について、金融広報中央委員の「家計の金融行動に関する世論調査［二人以上世帯調査］（令和２年）」を見ていきましょう。

二人以上世帯(金融資産保有世帯)

平均：2154万円
中央値：1465万円

〈内訳〉

  • 100万円未満：4.3％
  • 100万円～200万円未満：4.9％
  • 200万円～300万円未満：4.9％
  • 300万円～400万円未満：4.0％
  • 400万円～500万円未満：4.9％
  • 500万円～700万円未満：6.5％
  • 700万円～1000万円未満：9.2％
  • 1000万円～1500万円未満：9.2％
  • 1500万円～2000万円未満：7.7％
  • 2000万円～3000万円未満：16.3％
  • 3000万円以上：24.0％

二人以上世帯(金融資産を保有していない世帯を含む)

平均：1745万円
中央値：875万円

〈内訳〉

  • 金融資産非保有者：18.3％
  • 100万円未満：3.5％
  • 100万円～200万円未満：4.0％
  • 200万円～300万円未満：4.0％
  • 300万円～400万円未満：3.3％
  • 400万円～500万円未満：4.0％
  • 500万円～700万円未満：5.3％
  • 700万円～1000万円未満：7.5％
  • 1000万円～1500万円未満：7.5％
  • 1500万円～2000万円未満：6.3％
  • 2000万円～3000万円未満：13.3％
  • 3000万円以上：19.6％

老後が間近に迫っている60代でも、貯金ゼロ世帯が単身者世帯で29.4％、二人以上世帯で18.3％いることが分かりました。

この統計では60代単身世帯の約10世帯のうち3世帯、二人以上世帯の約10世帯のうち２世帯が貯蓄ゼロとなっています。

一方で、単身世帯と二人以上世帯の金融資産非保有世帯の平均額をそれぞれ見ると、単身世帯が1305万円、二人以上世帯が1745万円となっていて、貯蓄ゼロ世帯との格差が生じている現状が垣間見えます。

なぜこのような格差が生まれてしまっているのでしょうか？