高校3年生の息子が、今年の3月で卒業を迎えます。大学進学でお金に敏感になっている今、ふと「お弁当に一体いくらかかったんだろう」と気になってしまいました。記憶を辿りながら改めて計算をしてみた結果とは…。

息子のお弁当を3年間作った自分に、正直びっくり

息子が高校に入学するとき、筆者の心配事の1つは「お弁当を作り続けられるか」でした。というのも、筆者はあまり料理が得意ではありません。入学当時、お弁当作りの経験は子どもの遠足、運動会、部活の練習試合や大会のときくらいです。はっきり言って、お弁当作りの経験値が非常に低かったのです。加えて筆者は不器用。「お弁当作りを途中で投げ出さないか」と不安でした。

そんな不安があったものの、3年間どうにかお弁当を作ってきました。その原動力は2つです。1つはお弁当を作ることで、子どもに「続けてきた」を見せられることです。日頃から「継続は力なり」と子どもに言っているので、親が実践しないと示しがつきません。もはや親のプライドです。

そしてもう1つはお金の問題です。毎日コンビニや学校の購買部でお弁当などを買うとなると、トータルで結構な金額になるだろうなと思ったのです。そんな不安があったからこそ、不器用で料理が苦手な筆者もお弁当を作り続けることができました。