「大きな買い物はしていないのに、いつの間にか財布の中身が少なくなっていた」「贅沢はしていないのに、なぜかお金が貯まらない」という経験がある方は多いのではないでしょうか。お金がいつの間にかなくなっているのは、「無意識の出費」がかさんでいるのが原因かもしれません。
今回は、自覚がないまま膨らみがちな5つの無意識の出費について解説します。家計の無駄を発見して、お金を貯められる体質になりましょう。
お茶やコーヒーなどの「習慣買い」
コンビニや自動販売機で買うお茶、コーヒーなど毎日習慣になっているものは、1日の出費は少なくても、積み重なれば大きな出費になります。例えば、1日あたりの飲み物代がコーヒーとお茶を合わせて300円程度だとすると、1カ月で9,000円、1年だと10万8,000円もの出費です。
定番の節約方法は自宅でお茶やコーヒーを作ってマイボトルで持参することですが、コンビニや自動販売機で買うのをやめて、通販で箱買いするのも良いでしょう。飲み物代として毎月いくらかかっているのかが目に見えてわかり、予算として家計に組み込むことができます。
毎日のコーヒーが出勤前の楽しみだという方も、無理にやめる必要はありません。「コーヒー代は毎月いくらまで」と予算を決めるだけでも家計改善に繋がります。
コンビニやスーパーでの「ついで買い」
コンビニやスーパーでお会計を待っている間に目に入るおまんじゅうやチョコレートってついつい手にとってしまいますよね。コンビニやスーパーでは消費者に少しでも多くものを買ってもらうために、商品の配置や陳列にさまざまな工夫をしています。こういった「ついで買い」もひとつひとつは安いものですが、積み重なると大きくなる出費の一つです。
このついで買いを防ぐためには、買い物メモを作り事前に買うものを決めておくのが効果的です。店内でも売り場をうろうろするのではなく、買うものをカゴに入れたらすぐにお会計をしましょう。店内にいる時間が長くなると、それだけ誘惑も増えてしまいます。