「加入期間」は定期的に確認を
厚生年金の第1号被保険者は、厚生年金と国民年金の両方に加入していることになります。
厚生年金は給与(標準報酬月額)の階層と加入期間により年金額が決まりますので、国民年金のみ加入の人とは、当然受給額に差が出ます。
うっかり「未納」にも注意
国民年金の未納期間に気がつかなかった、というケースも少なくありません。
納付せずに期限を2年過ぎると「未納」となります。加入状況は、「ねんきん定期便」などで必ず確かめておくことが必要です。
保険料の免除・猶予の承認を受けているケースであれば、「追納が承認された月の前10年以内の免除等期間」まで後払いすることが可能です。
社会保険に加入して働き、国民年金・厚生年金の加入期間を伸ばすことを検討してみるのもよいかもしれませんね。
おわりに
年金加入期間が短い場合、老後に想定外の低年金となる恐れがあります。
長期化するコロナ禍の不安を相まって「老後資金は大丈夫かな?」などと心配されている方は、iDeCo、つみたてNISAや、個人年金保険などの制度を活用してお金の準備を進めることを検討されてもよいかもしれませんね。
はたらきざかりの現役世代のみなさんの中には、「教育費や住宅ローンで精一杯。老後の備えにまで手が回らない」とおっしゃる方も多いでしょう。
そんな方は、一度お金のプロのアドバイスを受けてみることもオススメ。あなたとご家族のライフスタイルに寄り添った「オーダーメイドのお金の育て方」と出会うきっかけになるかもしれません。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構HP