約4分の1が「金融資産非保有」~60代世帯のリアル~
さて、先にご紹介してきたデータはあくまでも平均額。平均値は一部のお金持ちに引っ張られる形で上がります。
すべての60代が金銭的な余裕をもっているというわけではありません。その状況は、以下の「60代の金融資産保有額」の分布から見てとれます。
- 金融資産非保有…23.7%
- 100万未満…3.5%
- 100~200万未満…4.0%
- 200~300万未満…3.2%
- 300~400万未満…3.9%
- 400~500万未満…2.7%
- 500~700万未満…5.9%
- 700~1000万未満…5.2%
- 1000~1500万未満…9.8%
- 1500~2000万未満…5.8%
- 2000~3000万未満…9.1%
- 3000万以上…15.4%
- 無回答…7.9%
ここで目を引くのが、全体の約4分の1を占める「金融資産非保有」という世帯です。また、金融資産がある世帯をみても、広範囲に分布が広がっているのが分かります。同じ60代でも、「お金を持っている世帯」と「持っていない世帯」に二極化していることが読み取れます。
著者
二種外務員資格(証券外務員二種)記者/編集者/校閲者/
【保有資格】
ニ種外務員資格(証券外務員二種)・相続診断士・認知症介助士・終活ガイド資格1級保有。
【経歴】
二種外務員資格や相続診断士などの資格を保有し、「お金とくらし」にまつわる情報を専門的かつ丁寧に発信する金融メディア編集者・ライター。
早稲田大学第一文学部史学科卒。人文・社会系一般書籍、中学・高校社会科教材、就職試験問題の制作関連業務で15年以上の経験を持つ。また、大手人材派遣会社における採用管理業務などの実務経験もある。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』において、金融系メディアの編集者兼執筆者として、コンテンツ制作や編集を担当。
総務省「家計調査」・厚生労働省「厚生年金保険・国民年金事業の概況」・J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査」などの一次資料に基づくデータ記事の執筆に強み。
専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事執筆をおこなう。紙媒体での経験に加え、家族の介護を通じて得た知見を生かしながら、「お金とくらし」にまつわる情報を丁寧に発信している。(2026年7月9日更新)