「お金を貯めたい」と思ったときに、目安としやすいのが「1年間で100万円貯める」という目標です。1年間で100万円の貯金を1カ月に換算すると、約8万3,333円。高収入の方ならまだしも、収入が低いと「そんなの無理」と思ってしまうかもしれません。

今回は、そんな低収入の家庭でも1年間で100万円貯めるためのコツについて解説していきます。

まずは1カ月の目標金額を決めよう

冒頭でも触れた通り、1年間で100万円の貯金をするとなると、単純に計算すれば1カ月につき約8万3,333円を貯める必要があります。手取り収入が20万円程度であれば収入の40%前後、手取り収入が30万円程度であれば30%前後を貯金に回さなければなりません。生活費をギリギリまで切り詰めれば不可能ではありませんが、毎月の収入が低いと厳しく感じますよね。

しかし、毎月の給与だけでなくボーナスを含めて考えてみるとどうでしょうか。毎年夏と冬にもらったボーナスから20万円ずつ貯金すれば残りは60万円となり、月々の貯金金額は5万円で済みます。

ボーナスの金額は人それぞれですので、100万円からボーナスで貯金する金額を差し引き、求めた額を12で割って、1カ月あたりの貯金の目標額を立ててみましょう。計算した結果やはり厳しいと感じる方は、1年間で50万円、30万円を貯める目標としても問題ありません。大切なのは「1年間で100万円を貯める」ことではなく、貯金ができる習慣を身に付けることです。

貯金ができる習慣が身に付くようになれば、収入が増えてきたときに余裕を持って1年間で100万円を貯められるようになります。まずは、挫折せずに続けられそうな貯金の目標額を決めてみましょう。