この「現在の貯蓄だけでは、老後の資金が足りない」と回答した方を対象に、「若いうちにやっておけばよかったと思うことは何ですか」と聞いたところ、半数が「資産形成・資産運用(50.0%)」と回答しました。
さらに「資産形成・資産運用をやり始めるべきだと思う年代」について尋ねたところと、40代(35.1%)が最も多い回答となっています。
前述したように「もらえるものは、さっさともらっておこう」と、年金を繰り上げ受給するという選択肢もあります。
しかし、年金を繰り上げ受給すると、65歳に達する日の前月までの月数に応じた減額率により計算されるため、受け取ることができる年金額は少なくなってしまうというデメリットも念頭に置いておかなければなりません。
いざという時に慌てることがないよう、若いうちから資産運用を始めてみたり、あらかじめ夫婦で老後資産について話し合うなど、余裕を持って老後に備えていきたいものですね。
参考資料
- 「老後を変える 全国47 都道府県大調査2020」(メットライフ生命保険株式会社)
- 「年金とお金の使い方に関する意識調査」(株式会社ハルメク)
- 「生命保険に関する全国実態調査 平成30年度」(公益財団法人生命保険文化センター)
- 「老後資金に関する調査」(松井証券株式会社)
- 「老齢基礎年金の繰上げ受給」(日本年金機構)
- 「月々の介護費平均は7.8万円 〜40・50代の「介護費用準備率」は、1割程度〜」(アクサ生命保険)
タナカ チアキ