まとめにかえて

2019年、金融庁の報告書から端を発した「老後資金2000万円問題」を意識して、リタイヤ前の目標額を「2000万円」と設定した方もいらっしゃるかもしれません。

今回ご覧いただいたデータによると、新卒で公務員として就職し、そのまま定年まで勤め上げた多くの場合、2000万円前後の退職金の受給が期待できそうである、ということがわかりました。（今回は触れませんでしたが、職種や地方公共団体の区分などによって、支給額には差があります）

一方で民間企業の場合、退職金支給の有無や金額など、勤務先の状況により人それぞれとなります。

「公務員」と「民間企業」を単純比較することはできません。とはいえ、地方公務員、国家公務員ともに、民間企業に比べると高めの水準。よって「公務員は安定している」というイメージはあながち間違いではないといってよいでしょう。

とはいえ「老後資金2000万円」は、あくまでも健康ですごせた場合の目安額です。まさかのときに困らないよう、老後資金の準備は、先手先手でスタートされることをおすすめします。

「お金の相談って誰にすればいいのか分からない」「投資・資産運用って言葉を聞くだけで、難しそうで無理…」と躊躇されている方は、お金のプロに相談してみることもおススメです。

無理なく続けられる「オーダーメイドのマネープラン」で、ゆとりある老後生活の実現に、一歩近づくことができるかもしれません。

参考資料

LIMO編集部