もうすぐバレンタインデーです。

毎年この季節になるとデパートのイベントスペースが女性客でいっぱいになります。

ドーナツ店でも有名ショコラティエとのコラボスイーツが人気のようです。焼き上がり時間には、若い女性が列を作って待っているのをよく見かけます。

これを見ると「日本人はチョコレートが好きだな」と思いますが、日本人の1人当たりのチョコレート消費量は世界一の消費量をほこるドイツの約5分の1程度です。

同じようなことが貯蓄にも言えます。

日本人は貯蓄が大好きと言われていますが、金融広報中央委員会公表の「貯蓄率の国際比較」を見てみると、2017年の家計貯蓄率はアメリカが6.7%、フランスが13.8%に対し、日本はわずか2.3%です。

家計貯蓄率とは、家計の可処分所得に占める貯蓄の割合です。日本は学校で金融教育を受ける機会があまりないため、意外と貯蓄下手かもしれませんね。

私は大学卒業後、信用金庫での勤務経験があり、FPの資格を持つファイナンシャルアドバイザーとして、多くの方のファイナンシャルプラニングに関わってきました。

そこで今回は、学校では教えてくれない、大人になって知るお金で大事なことについてみていきたいと思います。

お金で大事なことその1:リスクとリターンの関係性

最初にお伝えしたいお金の大事なことは、リスクリターンの関係性です。

リスクとリターンの関係性を正しく理解することで、自分にあった投資方法が見つかるだけでなく、投資詐欺から我が身を守ることができます。

お金の世界では、「リターン」とは、資産運用などで得られる成果のことを指し、利益だけではなく損失も含まれます。

一方、「リスク」とは、リターンの振れ幅のことを指します。

「リスクが大きい」とは「大きく損失ができるかもしれない」、「大きく収益が得られるかもしれない」、この両方の意味があることを覚えておいてください。

「リスク」と「リターン」は、とても密接な関係があります。

一般的にリスクを低く抑えようとするとリターンも低くなり(ローリスク・ローリターン)、高いリターンを狙おうとするとリスクも高くなります(ハイリスク・ハイリターン)。

運用の成果がプラスに振れる幅とマイナスに振れる幅は同じです。

すなわち、大きな収益を狙おうと思うと、それと同じくらい損失が出ることを覚悟する必要があり、一方であまり損失が出ないように運用すると、収益もあまり期待できない、ということになります。

もし、あなたがセールスマンから「ローリスクハイリターン」、もしくは「ノーリスクハイリターン」の商品を提案されたら、それは詐欺を疑うべきかもしれませんね。

お金で大事なことその2:「複利」と「時間」がリスクを軽減させる

「リスクとリターンは表裏一体である」という話をしました。しかし、誰しも自分の資産を上手に増やしていきたいと願うものです。

そこでお金の大事なことの2つ目として、この「リスク」を軽減させる方法をご紹介します。

キーワードは「複利」「時間」です。

まず「複利」とは何か。

複利とは、とても簡単に言うと「利息に利息がつくこと」です。

例えば銀行で100万円を1年定期預金に預けると、1年後に利息が付きます。

この利息を100万円の元本と合算して翌年も定期預金に預けると、100万円と合算した利息に対し、翌年の満期日に利息が付きます。このように利息が利息を生むため、年数を掛けるほど1年当たりの増え幅は大きくなります。

次に「時間」です。

元本保証がなく、価格変動が大きい世界株式の投資信託等で運用する場合は、長期・分散・積立投資をすることでリスクが軽減される傾向があります。

世界株式の投資信託と聞くと、値動きが激しそうで怖いという人も多いと思います。

長期・積立投資は時間さえあれば、みんなが簡単にチャレンジできる運用方法ですから、リスクが高いと言われる世界株でも、その成長力を資産形成に利用することができます。

運用の際には、収益はなるべく切り崩さず、再投資することで「複利」と「時間」の効果を発揮させてください。

お金で大事なことその3:信頼できる専門家に相談する

最後にお金で大事なことは、信頼できるお金の専門家に相談することです。

私たちは学校で十分な金融教育を受けていないため、資産運用に関して初心者のまま、大人になってしまいました。

そのため、資産運用を始めようと思っても、専門用語の難しさに脱落してしまう人も少なくないでしょう。

しかし、分からないことをそのままにして資産運用を何となくはじめてしまうと、大きな損失を被ってしまうリスクがあります。

そのため、たとえ少額からのスタートであったとしても、資産運用を始めようと思ったら、まずは専門家に相談する方が良いでしょう。

最近では無料で相談できるサービスや無料のオンラインセミナーもあります。信頼できる専門家を探すことからはじめてみるのはいかがでしょうか。

おわりにかえて

今回は、学校では教えてくれない、大人になって知るお金で大事なことについてみてきました。

資産運用を始める最初のステップとして大事なことをご紹介しましたが、ここをしっかりおさえれば、投資で大きく失敗することは防げるはずです。

やるべきことは、自分にとって最適な運用方法を探すだけです。

ただし、自分にとって最適な運用方法を、自分ひとりで探すのは少し難しいかもしれません。

そのため、資産運用を始めるにあたっては、信頼できる専門家に伴走してもらうことがとても重要です。

これを機に、資産運用のパートナー探しから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料