約1割がコロナの影響で結婚観や恋愛観に変化

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で不安が増す中、結婚観や恋愛観が変わってきた方も出てきました。約1割の方が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の前後で結婚願望に変化があったといいます。

「結婚願望なし」から「結婚願望あり」に変化したのが6.2%、「結婚願望あり」から「結婚願望なし」になったのが2.1%いました。

結婚観が変わった理由として最も多かったのが「将来に不安を感じるようになった(21.4%)」です。続いて、「1人の時間が増えて寂しい(16.7%)」「1人だと何かあったとき心配(16.7%)」という結果になっています。孤独感や寂しさが結婚願望を強めました。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて経済状況が悪化した方の中には、「結婚にはかなりお金がかかるから」という理由で結婚願望が弱まったケースもあります。

また、結婚観と同様に恋愛観にも変化があったようです。「恋人がいない」と回答した方のうち、約1割が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の前後で恋愛観の変化があったといいます。恋人がほしくなった方が多数を占め、精神的に頼れる存在を必要としています。

人と会いにくくなったいま、新たな出会いを求めるのは難しいかもしれませんが、マッチングアプリや習い事などで婚活・恋活をしたいと思っている方も増えてきました。

おわりに

「結婚=幸せ」とは限りません。しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で独身中高年の結婚観や恋愛観に変化があったようです。

改めて、人間関係を見つめ直した方もいるでしょう。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が落ち着いたころに出会いを求める動きが活発化するかもしれませんね。

参考資料

瀬戸山 佳菜