終値の下落率(▲1.5%)は特段大きいという訳ではありませんが、昨年10月30日以来となる約3カ月ぶりの大きさとなっています。取引時間中の高値は28,360円(▲275円)、安値は27,975円(▲660円)となり、値幅(高値と安値の差)は約385円でした。
なお、TOPIXも同じような値動きで反落しましたが、下落率は日経平均株価より小幅に止まりました。
東証マザーズ株価指数は大幅反落、売買代金は連日で2,000億円を下回る
東証マザーズの出来高は8,733万株、売買代金は1,881億円となり、いずれも概ね前日並みでした。個人投資家の間でもリスクオフモードが高まった結果、売買代金は192日連続で1,000億円を超えたものの、連日で2,000億円を下回っています。
また、株価指数も▲3%超安の大幅下落で反落しました。ただ、終値で1,200ポイント割れは回避しています。
ワクチン国内量産報道でJCRファーマが大爆騰、シャープとパナソニックは明暗分かれる
日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄
- 電通グループ(4324)
- シャープ(6753)
- セイコーエプソン(6724)
ハイテク株が半導体関連を中心に総じて大幅下落となる中、シャープ(6753)が米国アップル社の決算発表に対する思惑や白物家電好調などで引き続き買われ、一時+5%高へ急騰して連日の昨年来高値更新となりました。
また、英国製薬大手のアストラゼネカが日本で新型コロナウイルスワクチンの量産準備に入ったという報道が相次いだことを受け、アストラゼネカのワクチン原液の国内製造を請け負っているJCRファーマ(4552)が一時+17%高へ連日の大爆騰となり、終値も+14%高に迫る爆騰で引けています。