数カ月間、外食をほとんどしなかったので食費はかなり抑えられたものの、毎食の手作りにも限界がありました。そのため食費が浮いた分、“ちょっといい”お肉を買ってみたり気になっていたパンやスイーツをお取り寄せしたりといったプチ贅沢を毎月1回はしていました。ストレスが多いコロナ禍であっても、食は心を豊かにしてくれると考えていたからです。

“ちょっといい”食事に投資をしても、外食頻度が激減したので毎月の食費は結果的に減少。それまで外食費も含めて7~8万円ほどだった食費が、今では5万円ほどになりました。お取り寄せのワクワク感や家族で楽しく家で食事をする日常も習慣化したので、我が家ではコロナ禍における外食自粛は経済面でも心身の健康面でもいい結果となりました。

節約するポイントと出費を惜しまないポイントが変わった

家計のために節約することはとても大事ですが、長期化するコロナ禍を乗り切るためには自分自身や家族が心穏やかに過ごすための出費もそれなりに必要でしょう。筆者も緊急事態宣言が出された昨年の春先は経済不安からさまざまなことで出費を抑えようとしていましたが、節約を意識しすぎて楽しくないことにも気付きました。

コロナ禍によって、どんなことにお金を使ってどんなことは節約するのかという「家計における締めるポイントと緩めるポイント」が変化した我が家。みなさんの家計では、コロナ禍でどのような家計の変化がありましたか?

富士 みやこ