「リースバック」という言葉を目にする機会が増えてきました。
このリースバックですが、馴染みのない方からは、よくわからないという声も聞きます。
私は大手リース会社に約10年勤務してきました。
その間、大小様々なもののリース契約をさせていただきましたが、お客様からの相談の中にはリースバックがお役に立てると感じる場面も多くありました。
このリースバックは、仕組みがわかれば大変興味深いサービスで多くの方が活用できるものです。
リースバックの仕組みを知り、有効に活用していきましょう。
リースとレンタル、違いはなにか
リースバックを説明する上で、まずリースのことを理解する必要があります。
よく比較されるレンタルとの違いを簡単に見ていきましょう。
賃貸借期間
- レンタル:短期間の賃貸借(一時的な物件の使用を前提としたもの)
- リース :長期間の賃貸借(物件を継続的に長期で使用する為の手段)
物件選定
- レンタル:レンタル会社の保有在庫の中から選定
- リース :お客様(契約者)自身が選定した物件をリース会社から借りる
中途解約
- レンタル:原則いつでも解約可能
- リース :中途解約不可
瑕疵担保責任
- レンタル:レンタル会社の責任
- リース :リース会社は免責
賃貸借物件が滅失や毀損した場合の損害負担
- レンタル:レンタル会社が損害を負担
- リース :お客様(契約者)が損害を負担