コロナ禍で92.1%が「食費が増えた」44.5%が「通信費が増えた」
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、食費が増えた世帯が9割を超えます。さらに、通信費や教材費(問題集・参考書・オンラインなど)、学習費といった高校生の学びに関わる費用負担が増加した世帯が約2割~4割いました。
「実質母子家庭で母子の手当を受けることができず、毎月赤字で暮らしている。食費をかなり切り詰めているので、子ども達の食事の栄養面が心配。」という声もあり、切実な様子がうかがえます。
おわりに
今回は、都内高校生のいる家庭の経済事情に関する調査を見ていきました。
「児童手当が中学校までなのを、高校在学に限り引き延ばしてほしい。高校生は義務教育でない分、何かとかかる。親元で生活する環境は変わらず、育ち盛りで食費なども増えていく。」という意見がありました。コロナ禍でさまざまな混乱が起きていますが、政府や自治体はしっかり対応して高校生活は安心して継続できるように支援してほしいところです。
参考
- 「ひとり親家庭高校生給付金」公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
瀬戸山 佳菜