アメリカのシアトル発祥の「タリーズコーヒー」(『TULLY’S COFFEE』、通称タリーズ)が日本に上陸したのは1997年のことでした。今年で24年目になるわけですが、タリーズの中でも安定的な人気があるのが『カフェモカ』ではないでしょうか。コーヒーの苦さと香ばしさ、そしてチョコレートの甘味のバランスが絶妙で、ついつい一気飲みをしてしまうほど。そんなタリーズのカフェモカが、『モカマキアート』へと進化しました。

タリーズコーヒーをざっとおさらい

タリーズコーヒーはアメリカのシアトル発祥のコーヒーチェーンです。日本ではタリーズコーヒージャパン(株)が運営、2006年からは伊藤園の子会社となりました。コーヒーチェーンというと、スタバでお馴染みの『スターバックスコーヒー』(『Starbucks Coffee Japan』)や『ドトールコーヒー』(『DOUTOR』)など競合もたくさんありますが、タリーズコーヒーはカフェ業界では売り上げランキング第2位となっています。(1位はドトールコーヒーや星乃珈琲店を運営する(株)ドトール・日レスホールディングス)(※1

ただ昨年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を大きく受けてしまいました。伊藤園の「2021年4月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」によると、タリーズコーヒージャパン(株)など飲食関連事業の5~10月期売上高は前年同期比32.6%減の118億5,500万円で、大幅な減収となっています。

なぜリニューアルするのか

安定的な人気を誇るカフェモカ。とはいえ日本に上陸した当時にタリーズコーヒーに注目していた若年層も、今ではアラフォー、アラフィフとなってきています。年齢によってコーヒーの味や甘さ、あるいは濃さなどの好みも変化が見られるかもしれませんよね。

実は筆者も、20代後半では甘味の強い飲み物を好んで飲んでいたのですが、40代半ばになると「ちょっと甘すぎるな」と感じてしまうことも。当然味覚には個人差はありますけれど、このようなタリーズコーヒーを長年利用している人の年齢を考えて、今回カフェモカをリニューアル。1月8日(金)から新しいカフェモカが販売されています。(※2