与党要人の発言などで株価が左右されることもあるので注意が必要です。当面は、個別銘柄を物色し、短期で利食ってしまうのも一つの戦略になるでしょう。

バブル崩壊後の下落の3分の2戻しを達成、全値戻しの期待高まる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は11日が成人の日の祝日で、営業日は4日間でした。週初12日火曜日は窓をあけてやや下落して寄り付いたものの、その後は陽線となりました。13日、14日ともに陽線となり、5日移動平均線に下値をサポートされて力強く上昇しました。

ただし、14日に29,000円までわずかのところまで上昇すると売られるという展開となり、上ひげが長くなりました。翌15日は陰線となったものの、5日線付近で下げ止まりました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。日経平均の過去最高値は1989年12月29日の大納会の38,957円。その後の最安値は2009年3月10日の7,021円で(いずれもザラ場ベース)、両者の間の3分の2戻しは28,311円です。