1,000万円以上は何割?私立中に通う世帯の年収ボーダーラインは?

それだけの費用負担を12歳の子供に掛けることのできる家庭の年収は、一体いくらくらいなのでしょうか?文部科学省「平成30年度子供の学習費調査5 世帯の年間収入段階別,項目別経費の構成比」を見てみましょう。

公立中学校

  • 400万円未満:14.2 %
  • 400万円~599万円:26.1%
  • 600万円~799万円:25.4%
  • 800万円~999万円:18.7%
  • 1,000万円~1,199万円:10.1%
  • 1,200万円以上:5.4%

私立中学校

  • 400万円未満:3.9%
  • 400万円~599万円:7.2%
  • 600万円~799万円:16.8%
  • 800万円~999万円:19.8%
  • 1,000万円~1,199万円:16.8%
  • 1,200万円以上:35.5%

1000万円以上の年収の世帯が52.3%、約半数を占めていますね。

私立中学校に通う世帯年収の割合としては、800万円以上が72.1%で約7割、1,000万円以上が52.3%で約半数を占めます。そう考えると800万円がボーダーラインに入ってくるかもしれません。

また、栄光ゼミナール「中学受験にかかる費用と学費について」によると「中学受験をする子の多くは小4から塾で中学受験用の勉強を行います。その費用は3年間で約200万円ほどといわれています。」とあります。

年収というボーダーラインだけでなく、住宅ローンがあるか?などの各家庭の収支状況によって変わってきます。3年間で約200万円の出費に耐えられるか?の吟味が必要です。