将来に向けて貯蓄額を増やす手段、何を重視すべきか
コロナ禍で一大ブームを巻き起こした、あの「どうぶつがいる島で暮らすゲーム」をお持ちの方の中には、お金を増やすために、野菜の「カブ」の売買でお金を増やした人もいるでしょう。
「カブ」には「カブ価」があり、毎日変動します。利益が安い時に仕入れ、上がったタイミングで売却すると、売却益が得られる仕組みです。
しかし、この「カブ価」ですが、いつ上がるのか、事前に知ることはできません。儲かればいいのですが、大損をしてしまうこともあります。
まさに現実の世界と同じです。現実の世界で、このような売買をするのは、とてもリスクが高いと言えますね。
現実の世界はゲームとは違います。損が出たからと言って、裏技を使って、お金を取り戻すことはできないからです。
私たちが、現実の世界で、将来に向けて貯蓄を増やす方法は、地道にコツコツとつみたてていく方法しかありません。
しかし、毎月のタンス預金や銀行預金で貯めようと思っても、貯蓄はなかなか増えません。金利は、ほとんど付かないですし、好きな時に出せるようにしておくと、必要な時に使ってしまうからです。
私たちが将来に向けて十分な資産形成をするならば、強い決意で、長い時間をかけ、コツコツと積み立てる必要があります。
今から将来に向けて貯蓄額を増やすのであれば、いかに引き出しにくくするか、長期間積立が可能か。この2つに気をつけてください。
将来の貯蓄額を増やすには、どのような方法で始めるべきか
前項で、貯蓄を引き出しにくくすること、長期間積立が可能かを重視することを、おすすめしました。
どのような方法で積立をすべきかは、収入、家族構成、老後までの期間によって異なります。
20代から40代で、老後まで時間の余裕がある人は、貯蓄型の保険商品を活用することをおすすめします。
貯蓄型の保険商品とは、保障と貯蓄のバランスがとれた商品です。毎月の保険料で、死亡や介護の保障が確保でき、長年保有すれば、満期や解約時に、まとまったお金を受取ることができます。
死亡や介護の保障を確保しながら、投資信託で運用ができる、「変額保険」という商品もあります。保険商品を活用しながら、長期分散積立投資を行うことが可能です。
働き盛りの20代から40代の人には、万が一の保障と投資のバランスが取れます。資産形成にも一役買いますから、検討に値する商品と言えるでしょう。