融資する相手の会社をきちんと見極めることを求められる銀行員。会社はもちろん、個々人のお金との付き合い方についても良く見ている彼ら曰く、なぜかお金が貯まらず逃げていってしまう、「お金にモテない人」には、共通する特徴がいくつかあるそうです。

今回は、元銀行員が指摘する「お金が貯まらない人あるある」が分かる、3つのエピソードをご紹介します。

自分が何にお金を使っているのか分かっていない人

元銀行員のAさんが思う「あるある」は、自分自身のお金の使い道に無頓着であること。「なかなかお金が貯まらない」と話す人に限って、お金との付き合い方が雑だと感じることが多いそうです。

「『いま財布の中や口座にどれくらいのお金が入っているか、言えますか?』と尋ねて、『見当もつかない』と答える人がそれです。日々の細かな出費まできちんと把握していることが望ましいですが、せめて大きな支出があったときだけでも、何に対していくら使った、と記録を残すことで無駄遣いを減らせます。自宅にいながらにしてスマホ一つで何でも買えてしまう時代なので、『いま欲しい』という一時的な欲求のまま、衝動的に購入ボタンを押してしまう人がとても多いのです。

特に、お酒に酔っているときは要注意。すぐに購入を決断せずに、一晩置いた翌日に冷静な頭でもう一度考えたうえで、どうするか決めるのが良いと思います。まずは自分のお金の使い道に自覚的になり、丁寧に付き合っていくことが、貯められる人になるための第一歩ですよ」