その他では、日本航空(9201)とANAホールディングス(9202)が買い戻されて上昇しましたが、限定的な値動きに止まりました。

日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄

  • ファナック(6954)
  • エムスリー(2413)
  • 信越化学工業(4063)

小売り株では前日まで4日連続の上場来高値更新となっていたイオン(8267)が利益確定売りに押され、6日ぶりの反落となりました。

また、同じ小売り株ではドラッグストア株も売られ、前日に決算発表を行ったスギホールディングス(7649)が冴えない値動きとなり、サンドラッグ(9989)やウエルシアホールディングス(3141)なども値を下げています。

さらに、医薬品株も全般的に売られ、とりわけ、小野薬品工業(4528)は一時▲5%超安へ急落しました。

その他では、為替相場の円高進行などで自動車株も軟調に推移し、スズキ(7269)、ホンダ(7267)、マツダ(7261)などが値を下げ、高値更新が続いていたデンソー(6902)も反落したことが目を引きました。

なお、コロナ禍を背景にオンライン教育の拡大が見込まれる中、本来はその筆頭として評価されても不思議でないベネッセホールディングス(9783)が、著しい収益悪化等によりザラバで4日連続の年初来安値更新となったことが注目を集めましたが、終値は小幅高でした。

葛西 裕一