お金持ちは「自分を追い込む」のが上手い!

複数の会社を経営している親族のKさんは「従業員の給与を充実させる」「家族に豪華なディナーを振る舞う」「取引先に贈るものにはお金をかける」など、節約よりも積極的にお金を使う傾向があります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けて大打撃を受ける中、従業員や顧客のことを第一に考えて働いている尊敬できる人です。そんなKさんと食事しているときのこと。何気なくビジネスの話題になりました。「なぜいつも羽振りがいいの?コロナで打撃受けているなら、節約したほうがいいのでは?」と疑問を投げかける筆者に対して、Kさんは紳士的にこう答えてくれました。

「確かにコロナの打撃はきつい。だからといって節約に目が眩んでしまうと、チャンスを掴めない。あまりに非常識な経営じゃ破産するけど、できるだけ攻めの姿勢を貫きたい」

この話をしたときは、正直「コロナは終息の兆しを見せないし、節約しなくて会社大丈夫かな…」と不安視していました。しかし半年後、Kさんが貫いた攻めの姿勢は実を結ぶことになりました。この不景気の中で新たな事業を立ち上げ、少ないながらに雇用も生み出すことに成功したのです。Kさんの攻めの姿勢は、あえて自分を追い込むことによって、仕事のモチベーションを高めることにつながったといえるでしょう。

筆者も真似して自分を追い込んでみたら…

不安定な景気の中でも、考え方次第。Kさんは自分を追い込むことでビジネスチャンスをつかみやすくし、着々と会社を大きくしています。そこで、筆者もKさんの姿勢を見習って「自分を追い込む」ことにを識するようになりました。以下に、筆者の具体的な追い込み方法をまとめてみます。

  • 整体エステのコースに申し込んだ(10万円)
  • 服や靴、鞄などを新調した(5万円)
  • 基礎化粧品やメイクアイテムをデパコスにした(3万円)

普段の筆者なら「年末に向けて出費がかさむから節約しなきゃ」「ずっと家で仕事しているから服は適当でいいや」「整体?エステ?お金がもったいない!」と感じますが、今回は思いきって自分の心にしたがってみました。

すると、整体エステで体の歪みが整うと、気になっていた腰痛や生理痛が驚くほど軽減。そのことで仕事にも集中しやすくなり、仕事の効率もアップしました。それだけではなく、身なりを整え化粧をしっかりするようになると、家の中でもダラダラする時間が少なくなったのです。

その結果、より多くの仕事をこなせるようになり、収入は1カ月で10万円以上もアップ。「たくさんお金を使ったから頑張らなきゃ」「今後も趣味に使えるお金をキープできるように頑張ろう」など、自分の中の仕事に対する意識が高まっていくのをしっかりと感じました。

自分を追い込むことで、チャンスが舞い込む?

個人的には、自分を追い込むことでビジネスチャンスや金運が引き寄せられたと実感しています。ただし、自分を追い込むとは、借金してまで自分を追い込んだり身の丈に合わない贅沢を続けたりすることではありません。

「本当はしたいけれど我慢していること」や「前々から挑戦してみたかったこと」を探して、まずはできる範囲で自分を追い込んでみるのがポイントです。「人は心が原動力!」の言葉がメディアを賑わせていますが、その通り!まずは自分の心が前を向けるような追い込み方はなにか、じっくりと考えてみましょう。

広瀬 あゆみ