謹んで新年のお慶びを申し上げます。今年もみなさんにとって有益な情報をお届けできるよう、精進してまいります。

さて、お正月には地域によってしてはいけないこととして、「掃除や洗濯は2日以降にしないといけない」「刃物を使ってはいけない」「お賽銭以外にお金を使うと1年間お金が出ていってしまう」などがあり、言われたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日頃の疲れを癒やし、今年1年のお金について真剣に考えましょうということなのかもしれません。

今回はFP(ファイナンシャル・プランナー)の視点から、「みんな貯金1000万円も持っているか」をテーマに他人の貯金事情について確認してみましょう。

みんな貯金1000万円が目標か

金融広報中央委員会による「家計の金融行動に関する世論調査(令和元年)」の意識調査では貯蓄を中心とした金融資産の「目標額」を世代ごとに集計した結果、20代から40代までの世代で金融資産目標額の中央値(小さい方から並べた時真ん中にくる数値)は1000万円となっています。

はたらく世代とも言える20代から40代では目標としやすい数字が1000万円なのかもしれません。

では実際に金融資産で1000万円を持つ人はどの程度いらっしゃるのでしょうか。

ちなみに、ここでいう金融資産は預貯金だけではなく、生命保険などの保険、有価証券などのリスク性資産も含みます。

ざっくりいうと、30代であれば金融資産保有世帯について言うと、半分は預貯金となっており、40代であれば4割程度です。

みんな貯金1000万円も持っているか

金融広報中央委員会が公表している「令和元年(2019年) 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」から金融資産で1000万円を持つ人の割合をみていきましょう。

金融資産保有額(金融資産保有世帯)1000万円~1500万円未満の年齢別の保有割合は下記のようになっています。

  • 20歳代:0%
  • 30歳代:6.7%
  • 40歳代:11.2%
  • 50歳代:13.7%
  • 60歳代:12.8%
  • 70歳以上:11.9%

さらに金融資産非保有世帯を含めた結果は下記のような結果となっています。

  • 20歳代:0%
  • 30歳代:5.7%
  • 40歳代:9.1%
  • 50歳代:10.7%
  • 60歳代:9.8%
  • 70歳以上:8.2%

貯金上手になるには

ここまで金融資産全体について見てきましたが、ここからはどのように貯金を殖やしていけばよいかについて見ていきましょう。

憧れの貯金1000万円をどのように実現させるかは強い意思と工夫が必要になると思っています。

貯金に成功している方の特徴はずばり、「貯金専用口座」を持っていることと、「先取り貯金」をしていることです。

貯金をする際に生活費と同じ口座で管理していませんか。いつでも引き出しやすい環境にあったり、いくら貯金していたか曖昧になってしまったりすると貯金は思うように増えていきません。よほど強い意思がないとまあ少しならいいかという気の緩みが出てしまうからです。

貯金専用口座を作っておくと、いくら貯まったのか確認しやすくモチベーション維持にも繋がります。口座を作るのは手間ですが、新年を機に開設しておきましょう。

もうひとつのポイントは先取り貯金です。

貯金というと生活費などの支払いを終えて残ったものを貯金に回すことが一般的かもしれません。

貯金成功者は必ずといっていい程、給与などが支払われると同時に貯金をしています。

先に貯金をしておいて残ったお金でやりくりするという逆転の発想ですね。

こちらも新年にぜひ実践していただきたい方法です。

まとめにかえて

貯金1000万円は目指せない金額ではありませんが、ある程度の時間は必要です。

諦めずに続けられるよう、今年から貯金の仕方を工夫して習慣化してしまいましょう。

同時にスキルアップをして年収を上げる、資産運用などでお金に働いてもらうといった方法でお金を増やしていくことも検討しておくと貯金1000万円へのスピードアップに繋がります。

それでは今年もどうぞよろしくお願いいたします。

参考資料