後悔しない、失敗回避のお金の増やし方
資産運用を成功させるポイントは「長期・分散・積立」です。
先に、複利の効果を享受するには20年以上の時間がかかることをお伝えしました。
時間をかけて運用することは複利の効果を得やすくするだけでなく、リターンを安定させるという効果もあります。
また一度に大きなお金を預けずに、毎月決まった金額を積立てることで自分の資産も分散させリスクを軽減させる効果があります。
これは一度に大きなお金を投資する場合、買うタイミングを選んでしまいいつまでたっても買えないことが多いことと、プロでも買うタイミングは分からないと言われているためです。
そして分散というのは、ある一つの商品だけに集中的に投資してしまうと、その商品が目減りしてしまったときに投資したものすべてを失ってしまう可能性があります。
こうしたことを防ぐために複数の商品に分散して投資することで高いリスクを軽減させることが出来ます。
ただし分散投資するために様々な商品を買うときには一つに対して少なくとも数万円から数十万円が発生し、大きなお金が必要になってしまいます。
そこで便利な金融商品が投資信託となります。
投資信託とは
投資信託は簡単にいうと、投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券、不動産などに投資・運用する商品のことです。そこで出た利益がみなさんのようなお金を預けた投資家に分配される仕組みになっています。
少額から始めることが出来て、運用のプロが選んだ様々な金融商品に分散投資することが出来ることが最大のメリットといえるでしょう。
「イデコ」「つみたてニーサ」という国が準備した資産運用の制度はこの投資信託を主に使って運用することになりますので、資産運用が初めての方は税制のメリットがある国の制度を使った資産運用からトライしてみてはいかがでしょうか。
2020年10月に日本証券業協会が公表した「個人投資家の証券投資に関する意識調査」(対象 5,000 名)によると、ニーサ口座、またはつみたてニーサ口座開設を機に有価証券を購入した者が口座開設者の26.8%と前年2019年の25.0%から上昇したとなっています。
またつみたてニーサ口座の開設をきっかけに投資を開始した人では 20 代~30代が 40.3%と最も多く、前年 2019 年の38.1%から上昇し、若い世代の資産運用の関心が高まっていることが分かります。
ただし、イデコもつみたてニーサも商品名ではなく制度となっているように、運用責任は自分で負うことになります。
どんな商品を選んで投資するか、売買のタイミングはいつにするか、すべて自分で決めなければならないため初心者にはハードルが高いかもしれません。
またデメリットもありますので、自分の目的と合致しているかの検討も必要です。
投資信託を始める場合も同じとなり運用責任は自分となりますので、もし何から始めたら良いのか分からない、自分に合った金融商品が知りたいなどあればお金のプロを活用しましょう。
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