新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は株式市場にも大きな影響を与えました。日経平均株価は3月19日に1万6,552円をつけ、その後乱高下をしながらも現在(12月28日)は2万6,000円代後半まで上昇していますから、まさに波乱の相場と言えそうです。そんな株式市場についてスパークス・アセット・マネジメント㈱が「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2020」を発表しています。

日本の株式市場、漢字で表すと…

毎年12月には今年の世相を表す漢字が財団法人 日本漢字能力検定協会から発表になり、2020年は「密」となりました()。では株式市場はどうでしょうか。スパークス・アセット・マネジメント㈱が「日本株式市場の振り返りと展望に関する意識調査2020」で583名の投資家に質問したところ

2020年の日本株式市場を表す漢字1文字は?

1位:「乱」(72名)
2位:「禍」(38名)
3位:「病」「変」(いずれも24名)
5位:「迷」「落」(いずれも16名)

となりました。株式市場が乱高下したことがダイレクトに漢字として表現されたようです。

日本の株式市場、今年の漢字(出典:スパークス・アセット・マネジメント㈱の調査より)

株式市場にも色濃いコロナの影が

日本の株式市場を表す「乱」の他に「禍」「病」が5位以内にランクイン、そして9位には「菌」が入っています。これらの漢字はまさにCOVID-19に関連した漢字です。COVID-19が株式市場や投資家心理にも影響を与えたことがうかがえます。