高齢者におすすめの浴室アイテム4選!
ここからは、おすすめの浴室アイテムを紹介していきましょう。ここでは、特に購入されることの多いアイテムをまとめました。
いずれもお風呂や体に合わせたサイズのものを購入することをおすすめします。実際にサイズ合わせをして購入するのが理想です。
とはいえ、浴室や体の状態に合わせて選ぶのは難しいので、購入する際には指定業者の専門家にアドバイスを受けながら選ぶことが多いです。欲しいアイテムがある場合は、ケアマネジャーに相談し、業者を紹介してもらいましょう。
その1:シャワーチェア
シャワーチェアは、シャワーを浴びたり体を洗ったりするときに使う椅子です。普通のサイズのバスチェアをそのまま使っている方も多いと思いますが、高齢者にとって小さな椅子は使いづらく感じるでしょう。福祉用具として作られている、しっかりとしたタイプを使うのをおすすめします。
シャワーチェアにはさまざまなタイプがありますが、おすすめしたいのは「肘掛け付き」かつ「高さ調整が可能」なタイプです。
肘掛けが付いていれば、腕の力を使って立ち座りできます。壁についている手すりを使うよりも楽に立ち座りできるので、脚の負担を軽減できますよ。跳ね上げ(肘掛けを上にあげること)できるタイプであれば、体を洗うときにも邪魔になりません。
また、高さ調整ができるもの、もしくは十分な高さがあるものをおすすめします。脚に負担がかからないようにするには、座ったときの膝の角度を90度以上にします(膝よりもお尻が下にいかないようにします)。膝の角度が90度以上であれば、立ち上がりが楽になるからです。しっかりと体に合わせたサイズを選び、脚にかかる負担を減らしましょう。
価格はものによって差がありますが、2万円以上のものであれば十分な機能が備わっていることが多いです。
【参考】「シャワーベンチ」アロン化成
その2:バスボード
バスボードとは、浴槽の両縁に渡す手すり付きの板のことです。
高齢になると、浴槽への出入りの際、浴槽をまたぐのが難しくなります。そこで、バスボードを使って「バスボードに座る→体を回転させ、脚を浴槽に入れる→体も浴槽に入れる」(浴槽に入る場合)のステップをふむと楽です。
価格はスタンダードなタイプであれば1万~2万円ほど。体を回転しやすい「回転台」付きのものや使い勝手のよい跳ね上げタイプの場合、3万~4万円と価格が上がります。
【参考】「バスボード」アロン化成