新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2020年は働き方や生活スタイルが大きく変化しました。収入にも影響があり、お金の不安を感じることも少なくなかったでしょう。カーディフ生命保険㈱が行った「第2回 生活価値観・住まいに関する意識調査」を紐解きながら、住宅ローンや老後資金などお金に関する意識について見ていきましょう。

老後資金への不安は根強いことが判明

カーディフ生命保険㈱が行った「第2回 生活価値観・住まいに関する意識調査」の中で、現在感じている不安について質問したところ、最も多い回答を得たのが「老後資金」でした。2019年と比べると0.9ポイント減少しているものの85.6%の人が不安に感じています。次いで「病気・ケガなどで働けなくなる」が74.6% (2019年比4.6ポイント減)、「自然災害」が73.5%(同8.1ポイント減)となっています。2020年に関しては「コロナへの感染」もあり、72.9%の人が不安に思っていることがわかりました。(複数回答)

現在感じている不安について(出典:カーディフ生命保険㈱の調査より)

住宅購入意欲、テレワークが関係?

住宅未購入者の中で今後購入する意思があるかを聞いたところ、35%が「はい」と回答しています。2019年と比較すると6.7ポイントの低下となりましたが、テレワーク経験者に絞ると購入意欲は52%と高くなります。テレワーク経験者に関しては、COVID-19によって住み替え、リフォーム、家にワークスペースを作ったなどの回答もあり、住宅について考えるきっかけになったようです。