現在の状況を踏まえれば、「Go To トラベル、ウエルカムです!」ともろ手をあげて大賛成…というわけにはいきません。しかし、だからといって「Go To トラベルは失敗だった」と言ってしまうのも…というのが筆者の正直な気持ちです。
コロナが再び猛威を振るい始めた11月以降、停止か、続行か、はたまた一時停止か…日々さまざまな憶測が飛び交っていました。しかし、一番それに振り回され、疲弊しているのは他でもない旅行会社の人々ではないでしょうか。
それなのに、「Go To トラベルだけを決行するのは政府と旅行会社が癒着しているのではないか」「Go To トラベルは旅行業界だけを救うための愚策だ」とまで言うのは、少し行き過ぎのような気がします。
現場で働いている人々は、粛々と「国が決めた政策にしたがって仕事をしている」のですから、旅行会社=悪である、と短絡的に考えないようにだけはしておきたいと思います。
まとめ
このたびのGo To トラベルで、筆者は「自分が住んでいるところの新たな魅力」を発見できました。その点ではGo To トラベルに感謝しているし、「利用してよかったなぁ」と思っています。いっそのこと、「Go To トラベルを県内だけの利用にする」というのでは経済効果は得られないのでしょうか?
一番いいのはGo To トラベルを停止することなく、人の移動や接触を抑えられる方法を工夫して見つけること、だと思うのですが、それこそ「言うは易し…」なのかもしれません。いずれにしても、1日も早くコロナが収束し、経済的打撃を受けている業界に活気が戻ることを願わずにいられません。
大中 千景