コロナ禍での投資でいい思いをした人、やむを得ず退場した人の差は何か

将来性に賭けたテーマ株投資が功を奏した

「結構テーマ株と呼ばれるようなものを買った気がする」と話すのは、薬剤師の仕事をしているDさんです。「自分は職業柄、日本だけじゃなく海外の薬品系の会社も知っていたけれど、そこは避けて、いわゆるテレワーク銘柄のようなテーマ株を調べた」のだそう。

「医薬品は、こういう新薬開発の際に治験が失敗すると、期待が高まっているぶん株価の下落も激しいだろうなと思って、あの状況で買うのはちょっとためらわれた。自分はテレワークになる職業じゃないのでテレワーク関連銘柄はどうもピンと来なくて、最初はいろいろとネットで調べたり、証券会社がやっているセミナーを聞いたり、レポートを読んだりして地道に情報収集した」と話します。

「それと、三密回避を言われていたからキャンプとかいいんじゃないかと思って予約しようと思ったら、満杯で予約できなかった。やっぱり考えることはみんな同じなんだと思いアウトドアの銘柄を買ったし、巣ごもり需要ということでゲーム株を買ったりした。日常的に肌で感じていることを投資で活用した結果、うまくいった気がする」と続けるDさん。

「あれだけ株価が下がった局面で急いで乗ると失敗しそうだと思ったから、将来性に賭けたテーマ株投資を徹底した」とのこと。Cさんと同様に、焦らず冷静に対処できたということが大きそうです。

おわりに

成功した2人に共通していたのは、下落相場の中で波に乗ろうと焦るのではなく、冷静に企業ごとの成長性を見ていたという点でした。慌てて投資を始めるといいことはありません。これはチャンスだ!とテンションが上がっても、いったん冷静になるよう心がけ、自分が投資すべき企業を見定めるようにしたいものです。

大塚 ちえ

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執筆者
  • 大塚 ちえ
  • コラムニスト/ファイナンシャルプランナー

AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)資格保有。新卒から一貫して証券会社に勤務し、国内株やFX、CFD、先物・オプションなどデリバティブ商品の営業企画に従事。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、貯金・節約から投資までお金に関する悩みに向き合う。「くらしとお金の経済メディア LIMO」のほか、「Mocha」「DRESS」「CHANTO WEB」などに執筆。