小さいお子さんもつ女性のみなさん、まわりのママ友に「女の嫉妬」を感じたことは、ありますか?

同じような年齢の子どもを育てていることから、子育てに関してはお互いに共感しあえる点も多い関係かもしれません。
でも、「幼稚園ママ」「小学生ママ」といったような、同じ属性を持つからこそ、相手との「格差」がどうしても目についてしまう、というのも本音ではないでしょうか。

今日は、いつもの日頃のママ友づきあいで感じた「女の嫉妬」について、3人のママが、こっそり本音を語ってくれます。

ママ友の「セレブ生活」がまぶしすぎて…

Kさんの場合

「幼稚園の保護者会で、一緒に役員になった2人のママ友がいます。とてもいい人たちなんですが、ちょっと私とは住む世界が違い過ぎて…」

Kさんは、ごくごく標準的な家庭の主婦。特別裕福というわけではありませんが、すごくお金に困っているわけでもない。そして、Kさん自身も、これでじゅうぶん幸せだと思っていた、と語ります。ところが…

「2人のママ友の会話といえば、高級ブランドの新商品のことや、贅沢な生活のこと。

『〇〇の新作バッグなの』『ここのコスメを使い始めてから、すごく肌の調子が良くて』『この前エステに行ったらね…』など、到底私には手が届かないものばかりです。

『Kさんも使ってみたら?』『一緒にお買い物行かない?』と言われても、我が家にはそんな余裕はありません」

相手に悪気がないのは重々承知なのですが、やはりいい気分はしないというKさん。でも、二人から意地悪をされているわけでもないので、今すぐ距離をおく気もないといいます。

「私が話についていけないだけで、2人は何も悪いことはしていません。だから、特に何をしてほしいわけでもないんです。ただ、一緒にいる時間が長くなればなるほど、劣等感に苛まれてしまいます。知らなければよかった世界を、知ってしまったという感じでしょうか…。自分がこの類のことで、他人に嫉妬する人間だとは思いませんでした」

「仕事を持つママ友」が羨ましい

Tさんの場合

「働かない方がラク」というのが一般的な声。でも、専業主婦のTさんにとってはそうではないようです。

「妊娠をきっかけに仕事をやめて4年。子どもが幼稚園に入るので、そろそろ仕事を始めようと思っていたのですが…」

Tさんは、子育てや家事に支障がないように、短時間のパートを始めようと思っていたそう。面接を通過し採用され、嬉しくて夫に報告したら、まさかの答えが返ってきたといいます。

「夫には、『俺が働いてるのになんで働く必要があるんだ?金なら十分あるだろ』と言われてしまいました。でも、働きたいのは別にお金のためだけではありません。自分も社会に出て活躍したり、新しい人間関係を築いたりしたい。そんな気持ちがあったからです。でも、毎日遅くまで働いている夫に対して、そんなことは言えませんでした」

泣く泣く働くことを諦めたTさん。幼稚園の送迎で共働きのママ友の話を聞く度に、羨ましく思うそうです。忙しそうに子どもと帰っていくママ友が、輝いて見えるといいます。

「専業主婦」のゆったりした生活に憧れる。

Bさんの場合

先ほどとは逆のパターンもあります。今度は、正社員として働いているBさんのエピソード。

「夫婦共働きの我が家。お互い正社員なので、休みを取るのは一苦労です。でも、保護者会の役員は『全員やるものだから』と容赦なく回ってきます。それが大変で…」

役員会は夜なのでそれほど問題ないそうですが、大変なのは行事だといいます。役員ということで、手伝いにいかなければならないことがあるそう。行事が平日だと、当然休みを取る必要があります。

「夫は休みが取れないため、基本的に休むのは私の方。行事以外にも、参観日や子どもの体調不良などが重なれば、もう大変です。足りない分休日に出勤することもあります。ただでさえ少ない子どもとの時間が、さらに減ってしまいます」

そうすると、羨ましくなるのが専業主婦のママだそう。

「役員会後にのんびり立ち話をしたり、参観日の後にランチに行ったり…。私だって、そういう生活をしたいと思うことはあります。自分で選んだ道とはいえ、気持ちは追いつかないものです」

さいごに

締めくくりとして、現在高校生の息子を持つ筆者自身の経験をお話ししましょう。

我が子が小学校1年生の時点で、筆者がLINEを交換したママ友は50人を超えていました。

そして我が子が高校に進学した今、たわいもない愚痴や世間話をしたり、食事に誘いあったりする相手は、たった2人だけ。しかも、両者ともに一対一のお付き合いで、3人グループではありません。

もはや「主婦あるある」ともいえる、“セレブVS庶民”、“ワーママVS専業”といった、女の嫉妬の構図。これは、客観的に見て「ないものねだり」のようにも感じられます。

「我が子どうしが同級生」というのは、ある意味最強の共通項。たわいのない世間話などが弾むのも、共感できる話題がある時期だからこそ。これは逆を返すと「ママ友ランチ」つながりなんて、子どもが小さい時のごく小さい枠組みにしかすぎません。

隣の芝生は青く見えてしまうものです。いまあなたがいる、その家庭こそが、あなたにとっては、一番安心できて幸せな場所なのではないでしょうか?

ひとときの「嫉妬」のメラメラは、そっと封印してみませんか?

犬養 のぞみ