新型コロナウイルスに翻弄されるうちに、気が付けば12月も後半。今年も帰省の時期が到来しました。
わが実家ならまだしも、義実家への帰省は憂鬱だという人も多いのでは?「コロナ感染が心配だから帰省しない」と言える今年、内心ホッとしている人もいるかもしれませんね。
今回は、コロナ禍の年末年始に「帰省しない」ことを選んだ家族のエピソードを、妻の視点からご紹介します。義実家の反応は? 夫はどうする? それぞれの思惑が交錯しているようです。
今年は帰りません。こちらにも来ないで!
Aさん(東京在住・29歳女性)のケース
- 夫:30歳、子供:4歳、2歳
- 妻の実家:東京
- 義実家:福岡
「私は実家の近くに住んでいるので、長期の休暇にはダンナの実家で過ごすのが恒例でした。年に数回しか会えないから仕方ない部分はあるのですが、義実家に行くと『東京ばあばに負けないように、福岡ばあばも頑張らなきゃね!』みたいな、私の実家を意識した言動が多くて毎回疲れます。
ダンナはダンナで、帰省のたびに地元の友だちとの予定を入れまくって、子供と私だけを実家に置いて遊びに出ていく始末。正直、帰らなくていいなら帰りたくないのが本音でした。
今年はコロナの影響もあって、東京から地方への移動がよくないみたいな空気がありますよね。うちもそれに便乗する形で帰省はしないことに。義母に電話をすると『それじゃ、私たちが東京に行きましょうか?』って言われてびっくり! 説得するのに少々時間はかかったけど、なんとか押し切って今年の年末年始は家族4人でのんびり過ごします」