大学生活の4年はあっという間です。本当にあっという間です。一方、大学生になると自ら計画して自由に使える時間が増えますから、自分次第で有意義に過ごすことも、無為に過ごすこともできます。今回は、大学生の時に何をしておけばその後の人生の満足感が高まるかについてまとめてみました。

1.授業に出て専門知識を身につける

今まで受験勉強に明け暮れてせっかく入学したのに、また勉強しなければならないのか・・・と思うかもしれません。しかし、大学の4年間は専門知識を身につけるのに十分な時間です。

専門知識を深める場であるゼミは、概ね3、4年生が中心になると思います。ただ、その期間に就職活動が大きな比率を占めてしまうので、しっかり勉強する時間を確保しにくいのが現実です。その結果、エントリーシートにゼミの活動や研究内容を十分に踏み込んで記入できないということになりかねません。そのため、1、2年生の時にどれくらい専門知識を身につけられるかでその後の展開が変わってくるかもしれません。

とはいえ、入学していきなり専門知識と言われても困るという学生も多いでしょう。もし、将来は企業で働くという前提に立つのであれば、日経新聞などをきちんと読み込むことから始めてみてはどうでしょうか。

ただ、携帯料金などにお金がかかり、新聞の費用を捻出する余裕はないということもあるでしょう。そのような場合には、ネット証券に口座を開設するとお得に投資情報などのニュースを読むことができます。興味があれば、以下を参考にしてみてください。

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2.資格を取る

4年もあれば、難関とされる資格に挑戦する時間も十分にあると言えるでしょう。弁護士、会計士、税理士など、専門知識を頭に叩き込む時間が必要な資格に挑戦するのには絶好の機会と言えます。社会人になって挑戦する方もいますが、勉強時間を捻出するのに苦労するものです。こうした分野を目指すのであれば、学生の時に挑戦するのも良いのではないでしょうか。

ただし、ご存知の方も多いと思いますが、資格を取ったから安定して高収入を得られるかといえば、そうでもなくなってきています。学生時代の青春をある程度犠牲にできるか、じっくり考えてから決めることをおすすめします。

3.まじめに英語の勉強をする

資格以上に習得に時間がかかるのが英語などの語学かもしれません。中でもリスニングには苦労する場合が多いでしょう。

また、英語の試験というと日本人はTOEICに走りがちですが、将来海外留学や大学院へ進むことを考えているのであればTOEFLをおすすめします。TOEICは日本企業に入社する際の目安になる程度で、結果を活用できる幅がそれほど広くありません。TOEFLで高得点を取る方がはるかに難しいので、時間をかけるのであればTOEFLの方がいいのではないでしょうか。

4.海外留学をする

海外留学は、大学に交換留学制度があればチャレンジしてみる価値はあります。ただし、できれば1-2年時に経験しておくべきです。3-4年生時には就職活動もあるでしょうから、その選択肢を狭めないためです。

海外留学でしかるべき期間勉強した実績があれば、就職活動において明らかにプラスです。一方で2-3週間の短期留学では、その程度の海外経験しかないのかと見透かされるので、前面に押し出すとかえってヤブヘビになるかもしれません。

5.海外旅行に出かける

よく言われる話ですが、社会人になると、なかなかまとまった時間を確保できないので、機会があれば学生時代に海外に行っておくと良いと思います。筆者にもインドや南米などに行って人生観が変わったという友人が多かったので、そうしたエキサイティングなきっかけを求める人であれば、チャレンジする価値は十分にあります。

ただし、あまり僻地への渡航歴を面接で披露すると、商社やメーカーで真っ先に海外赴任を命じられる、しかも先進国ではない地域に配属されていしまうケースもあるので、希望しない場合にはほどほどに。

6.株式投資など資産運用を始める

資産形成を大学生から考えるべきというのは、多くの人にとっては意外かもしれませんが、資産形成は時間を味方につけたもの勝ちというゲームの要素もあります。個別株で勝負してもいいですし、始めはインデックスファンドを複数組み合わせた運用で金融知識を積み重ねながら自分でリスクを取れる資産に挑戦していくのもありでしょう。

個別株を研究するのであれば、個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)も面白いですし、株1(カブワン)では株式投資の基礎知識や証券口座の開設のしかたなども分かりやすく解説されています。興味があれば参考にしてみてください。

>>株式投資の始め方:株を始める方必見の完全実行マニュアル

7.会社を設立する

学生でも会社を設立できるのか!?と驚かれる方は少ないと思いますが、結論から言えばもちろんできます。会社の仕組みは経済学部や商学部の学生であれば授業で勉強するとは思いますが、自分で設立してみると「会社とは誰のものか」というような問題に一発で答えることができると思います。特にベンチャーなどはそうですが、会社は株主のものです。規模が大きくなってステークホルダーが増えると、必ずしもそうではないということになる場合もありますが。

毎月最低でも10万円程度の収入を見込めるビジネスが考えられるのであれば、会社を設立してみると様々な経験ができて面白いかもしれません。もちろん、就職活動の際にも起業経験は他の学生があまり持ち合わせていないでしょうから、差別化戦略に大いに役立ちます。

8.ボランティアをする

これも時間の余裕がある学生時代には取り組みやすいかと思います。ボランティアを通じて自分に何ができるのかを考え、自分の存在意義を見つめ直すこともできますし、人とのつながりを広げる良い機会ともなるでしょう。

特に外資系企業に就職したい、面接プロセスの途中や最終面接の相手が外国人という場合は、ボランティア活動の経験を話せるとプラスです。LinkedInにもボランティア活動を記入する欄があります。グローバル企業のレジュメにはこの項目は入ってきます。余裕があれば意識してみてはいかがでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。8つも全部やってられない!という方もいるでしょうが、自分で優先順位を付けつつ、挑戦できる項目を増やしていけると良いかと思います。

LIMO編集部