60歳代になる前に貯蓄を
同調査によると、現在の住まいは「持家(一戸建て)」と答えた人が81.4%、「持ち家(分譲マンション等の集合住宅)」、「賃貸住宅(一戸建て)」(2.1%)となっています。これは、性別・年齢別で大差はついていません。都市規模でみると、大都市は「持家(一戸建て)」が62.8%と低く、「持家(分譲マンション等の集合住宅)」「賃貸住宅(アパート、マンション、公営・公団 等の集合住宅)」(17.5%)が高くなっています。
上記のように、住居の形態はまちまちですが、現在の住まいが「サービス付き高齢者向け住宅」などの、シニア向けの住宅であると答えた人は全体(1870人)のうち、わずか0.4%という結果も出ています。
若くて元気なうちは、住まいを選ぶときに「バリアフリー」に着目する人は、そう多くはないでしょう。人生100年時代。今後は、より一層長期的な視野で住まいを選ぶことが必要になりそうです。特に「賃貸派」の人は、早めに意識しておいたほうがよいのかもしれませんね。
【参考】
「平成30年度 高齢者の住宅と生活環境に関する調査結果(概要版)」内閣府
池上 翠