「年収600万円世帯」、この世帯年収額をどう感じますか。令和2年9月に国税庁が発表した「「令和元年分 民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は「436万円」であることが分かっています。600万円世帯は平均年収よりも高いことがわかりますね。

単身者であれば趣味や外食を十分に楽しめるような裕福な生活ができ、世帯人数、子供の数、住む地域によってその生活スタイルは大きく変わってきますが、貯蓄もしっかりできるのではと推測できます。2人以上の世帯であっても、富裕層とはいわないまでも十分に生活できる基盤が整っている世帯といえるのではないでしょうか。

そんな年収600万円世帯。同じくらいの年収をもらっている人たちは一体どのくらい貯蓄をしているでしょうか。また貯蓄と並行して忘れてはいけないのが「負債額」。果たして貯蓄額から負債額を差し引くと、「本当の貯蓄額」はいくらになるのでしょうか。総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」をもとにみていきましょう。