東証マザーズ株価指数は小反発、売買代金は連日で2,000億円を割り込む

東証マザーズの出来高は6,745万株、売買代金は1,449億円となり、いずれも前日より減少しました。

売買代金は151日連続で1,000億円を超えましたが、連日で2,000億円を割り込むなど、個人投資家の様子見スタンスが強まっています。特に、出来高は4月6日以来の約7カ月半ぶりの低水準に止まりました。

なお、株価指数は小反発で終値も1,200ポイントに回復しています。ただ、積極的な売買がなかったことで、目立った値動きにはなりませんでした。

村田製作所が実質11連騰で年初来高値更新、ココカラファインなどDS株が値を上げる

日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • エムスリー(2413)

ハイテク株では、東京エレクトロン、日本電産(6594)、オムロン(6645)、HOYA(7741)などが上場来高値を更新し、5G関連で注目の村田製作所(6981)は怒涛の11連騰となりました(注:変わらずの1日を含む)。

また、飲食店への営業時間短縮要請が本格化したことで、家庭内での“内食”需要が高まるとの見方から、スーパー株ではイオン(8267)が堅調に推移し、販売している食料品の質も徐々に改善している業務スーパーの神戸物産(3038)は+5%高に迫る高値引けとなっています。

さらに、時短要請で外食株が総じて大きく売られる中、前日に株主優待制度の拡充(食事券の増額など)を発表した大戸屋ホールディングス(2705)に個人投資家の買いが殺到し、一時+20%高の爆騰(ストップ高)となりましたが、その後は売りに押されて終値は+10%弱高でした。