許すことも成長の一つ

筆者がモヤモヤを感じている間に、息子は当初は「学校行きたくない」と言っていたものの、この謝罪があってからAくんと以前のように仲良く遊んでいました。

筆者も間違いは起こすし、それが子供ならなおさらです。もちろん「どうしても許せない」ことはあると思います。でも今回の件に関しては、いつまでも引きずっている筆者の方が子供のように見えてきました。「不寛容な社会」といわれる昨今、筆者自身も自分を棚に上げて許すことが難しくなっているように思います。子供の許す力は見習わなければならないな、と感じた出来事でした。

参考

(※)大坪 庸介(神戸大学、研究発表当時は准教授)「意図性推論の対人相互作用的基盤に関する研究」KAKEN

尾藤 ちよ子