かつてスキー・スノーボード用品で一世を風靡したアルペン(3028)ですが、近年は2020年初にリストラを発表するなど低迷を余儀なくされていました。
しかし2021年6月期第1四半期は、前年度1年間と同等レベルの利益を計上し大幅な増益を果たしました。かつて同社とタッグを組み、最近は音楽系YouTuberとして再ブレイクしている広瀬香美とタイミングを同じくしたアルペンの復活劇は印象的です。
以下、コロナ禍の中で大幅な増益を果たしたアルペンの業績を見ていきます。
アルペンが大幅な増益、第1四半期で前年度通期と同等の経常利益を計上
アルペンといえばスキーやスノボ、広瀬香美のCMソング…。今でもそんなイメージを持つ方が少なくないのではないでしょうか。筆者もその1人です。
しかし、少子高齢化の影響でスキー・スノボ人口は減少を続けています。アルペンも既に脱ウィンタースポーツに舵を切り、総合スポーツ用品店「スポーツデポ」とゴルフ専門店「ゴルフ5」に注力しているものの、2020年初にリストラを発表するなど、かつての輝きを失っていました。
そんなアルペンが11月5日に開示した2021年6月期第1四半期(Q1)の数字は驚きをもって受け止められました。前年同期、前期通期、今期通期予想とあわせて以下に記します。