雇用形態を問わず、条件を満たす労働者には産休や育休の取得権利があることは労働基準法で認められているものの、現実社会ではどうしても企業の業績や人員問題に左右されやすいといえます。筆者もかなり理不尽な上司の態度に怒り心頭でしたが、例え上司や会社に抗議して育休を取得できたとしても、職場の人間関係にヒビが入るのは容易に想像できます。

こうして筆者の第2子育休作戦は失敗に終わりましたが、この経験から得た学びがあります。それは、女性が妊娠・出産・育休を乗り越えてキャリア形成したい場合は、業績が潤っているそれなりの大企業や、女性のキャリア形成に力を入れている企業を選ぶことが大切だということです。

女性のキャリア形成に力を入れている企業を要チェック!

フリーランスなどで独立を考えている場合は別として、被雇用者としてキャリア形成を図りたい場合、企業の方向性を確認することが大切です。面接時には「女性のキャリア形成についてどのように考えているのか」「女性職員の復職率はどれくらいか」など、疑問に感じていることがあればどんどん聞いてみるべきです。「面接時にいろいろと聞くのは気が引ける」と感じる人もいるかもしれませんが、長く働いていくためにも、企業の方針を知ることは大切だといえるのではないでしょうか。

参考

(※1)「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)レポート2018(概要)」男女共同参画局
(※2)「あなたも取れる!産休&育休」厚生労働省

広瀬 あゆみ