厚生年金と国民年金、定年後に実際はいくらもらえるか

例えば65歳以上の人で公的年金以外に収入のない人が、公的年金等を厚生年金の全国平均金額である14万6千円(年間175万2千円)受け取ると、「公的年金等控除額」として110万円控除されます。

さらに「基礎控除」や「社会保険料控除」、「医療費控除」等を差し引いた課税所得に対し、5.105%を乗じた金額が課税されます。

この公的年金等控除額は受給年金額や年齢によって変わります。

ですので、受給年金額が多い人は税金のことを考えると手取りの金額は前述の平均年金額よりも少なくなってしまうでしょう。

さらに、最近話題に上がることが増えた年金の繰下げ受給ですが、これも受給年金を遅らせることによって受給額が増える制度ではありますが、受給額を増やすと税負担や医療保険料、介護保険料などの社会保険料も増加する場合があるのでそれも踏まえて受給のタイミングを決める必要があります。

今はたらく世代の私たちが老後に向けてできることは

ここまで厚生年金、国民年金の受給額についてみてきましたが、この金額はあくまでもすでに受け取っている世代の金額です。

私たちはたらく世代がいくら貰えるのかは今後の情勢によっても変わってくることが予想されるため、はっきりとしたことはわかりません。

そこで私たちが参考にすべきものの1つに「ねんきん定期便」があります。

特に厚生年金は人によって受給額が異なるため、この「ねんきん定期便が」届いたタイミングで自分の年金額を確認するようにすると良いでしょう。

しかし、残念ながら「ねんきん定期便」を眺めているだけでは将来の年金額は増えません。

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同志社大学卒。大学卒業後、金融機関で投資信託や生命保険などを活用した資産運用アドバイス、相続相談、融資、為替業務などに従事。その後は役所で主に中小企業支援などに携わり、現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、個人向け資産運用のサポートを行う。ファイナンシャル・プランニング技能検定2級、一種外務員資格などを保有。