みんなのクレジットカード利用理由

では、クレジットカードはどのような場面で利用されているのでしょうか。

同調査によると、カード利用が高い業種の1番はオンラインショッピング(フリマサイト以外のインターネット通販)となっており、2番目はスーパーマーケット、3番目は携帯電話料金、という結果になりました。

各カード会社はポイントモールを運営していることも多く、ポイントモールを経由して対象のインターネット通販サイトでお買い物をすると、通常の数倍のポイントが貯まるようになっているのが定番です。またスーパーでも、カード会社とグループ関係にあったりすると、ポイント特典や割引を受けられることが多いのが特徴です。

設問の中でも、1番多く使うクレジットカードの利用理由を聞いたところ、「ポイントやマイルが貯めやすいから(49.8%)」「入会金・年会費が他社と比較して安いから(無料を含む)(36.2%)」と続いており、ポイントやマイルが貯まるお得感がクレジットカードを利用する大きな動機になっていることがわかります。

クレジットカード保有者の生活費は、非保有者よりも高い?

同調査によると、クレジットカード保有者の世帯当たりの月平均生活費は19.1万円で、そのうちクレジットカードでの支払いの平均は7.1万円でした。これは、非保有者の月平均生活費が13.9万円であることに比べると、月5.1万円ほど高い金額です。

2017年~2018年度調査においても、カード保有者の月平均生活費は非保有者よりも高くなっており、クレジットカードの保有状況と世帯当たりの月平均生活費には相関関係があることが指摘されています。ただ、同調査では相関関係の理由までは言及されていません。