《50代の貯蓄現在高階級における世帯数(10万分比)》
- 100万円未満:1,747世帯
- 100万~200万円:738世帯
- 200万~300万円:1,112世帯
- 300万~400万円:881世帯
- 400万~500万円:737世帯
- 500万~600万円:891世帯
- 600万~700万円:780世帯
- 700万~800万円:726世帯
- 800万~900万円:674世帯
- 900万~1,000万円:435世帯
- 1,000万~1,200万円:871世帯
- 1,200万~1,400万円:878世帯
- 1,400万~1,600万円:823世帯
- 1,600万~1,800万円:690世帯
- 1,800万~2,000万円:533世帯
- 2,000万~2,500万円:1,055世帯
- 2,500万~3,000万円:840世帯
- 3,000万~4,000万円:1,133世帯
- 4,000万円以上:1,610世帯
- 総数:1万7,152世帯
100万~1,000万円までは100万円ずつの世帯数が公表されていますが、1,000万円以上からは200万円ごとの世帯数となっています。
50代で2,000万円以上の貯蓄を持つ世帯は3割近くいるようです。その一方、100万円に届かない世帯も多いことに気がつきます。実は50代に限らず、各年代には一定数の「貯蓄100万円以下」世帯が存在しています。50代でも貯蓄額が二極化しており、「100万円未満」と「4,000万円以上」がそれぞれ約1割ほどいるのです。
老後の生活費はどのくらい必要?
ここで、老後の生活費について見てみましょう。一般的な支出(生活費)と公的年金の受給額を比較してみます。
(1)一般的な老後の生活費
公益財団法人生命保険文化センターが2019年に公開した調査結果「令和元年度 生活保障に関する調査(速報版)」によると、老後の生活に必要なお金は下記の通りです。
《高齢夫婦二人世帯の場合》
- 老後必要になる最低日常生活費・・・月額22万1,000円
- ゆとりある老後を送るための生活費・・・月額36万1,000円
夫婦二人の場合、最低でも毎月22万円程度、必要であることが分かります。では、公的年金の受給額はどうでしょうか。